子供が急に薄毛になったらトリコチロマニー(抜毛症)かも!?
先日友人と飲みに行っていたのですが、そこで彼から一つ相談されました。
「うちの子供の髪が急に薄くなってきて・・・というか、むしろハゲてきてるんだけど、どうしたらいいんだろう?」
とのこと。
彼の子供はまだ小学校中学年です。
自然と薄毛が進行するような年齢ではないですよね。
結論から言うと、トリコチロマニー(抜毛症)と言う症状だったんですよ。
目次
トリコチロマニー(抜毛症)とは
トリコチロマニー(抜毛症)という言葉は聞いたことが無いかもしれませんね。
トリコチロマニー(抜毛症)とは、自分で髪の毛を抜いてしまう精神疾患の事です。
主に子供がなりやすい症状ではありますが、大人でもなってしまうことがあります。
正常な髪の毛を抜いてしまう癖がついてしまい、頭部がハゲて脱毛斑が出来るものです。
抜毛症とも呼ばれ、円形に髪の毛が抜けることが多く、円形脱毛症と間違えられやすい症状です。
脱毛部分はブチっとちぎれた感じになってしまうのが、トリコチロマニー(抜毛症)の特徴でもあります。
トリコチロマニー(抜毛症)かどうか見抜く方法
子供が急に薄毛になってきたら、まずはトリコチロマニー(抜毛症)を疑いましょう。
普通は小さな子供が急に薄毛になるなんてことは、ほとんどありません。
トリコチロマニー(抜毛症)か学校でいじめられているか、その辺りの可能性が高いです。
子供が急に薄毛になったら、子供の様子を観察するようにしましょう。
重度のトリコチロマニー(抜毛症)の場合は、利き手の指にタコが出来ていることが多いです。
もしくは部屋で異常な量の抜け毛が見つかった場合は、トリコチロマニー(抜毛症)を疑いましょう。
一か所の髪の毛が抜けて、円形脱毛症のようになっている場合も怪しいですね。
トリコチロマニー(抜毛症)を辞めさせる方法
自分の子供がトリコチロマニー(抜毛症)になってしまうと、何とかして薄毛を改善したいと思われるでしょう。
しかし、トリコチロマニー(抜毛症)を直さずして薄毛対策を行うことは出来ません。
どれだけ優れた育毛剤を使おうとも、元気で健康な髪の毛をブチブチ抜かれてしまってはどうしようもありません。
自分の子供がトリコチロマニー(抜毛症)であると解ったのであれば、自分で髪の毛を抜くことを辞めさせる必要があります。
しかし、トリコチロマニー(抜毛症)は癖の一つなので、口で言っても中々やめることは出来ません。
爪を噛む癖がある子供に、口で言ってもまたすぐに再発してしまうのと同じことです。
トリコチロマニー(抜毛症)は心の病気とされています。
心の病気であれば、精神科に行くことが一番早くトリコチロマニー(抜毛症)を辞める方法です。
トリコチロマニー(抜毛症)に対しては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で対処するのが一般的と聞いたことがあります。
精神科に行くことには抵抗があるかもしれませんが、少しでも早くトリコチロマニー(抜毛症)を治したほうが良いかと思います。
トリコチロマニー(抜毛症)は珍しいわけではない!
トリコチロマニー(抜毛症)は、決して一般的な症状ではありません。
ですが、極端に珍しい症状ということもありません。
トリコチロマニー(抜毛症)の症状に悩む方は、100人に1人はいると聞いたことがあります。
約1%ですが・・・小学校の学年に1人か2人はいると思うと、それほど珍しくはありませんね。
大人よりも子供の方がトリコチロマニー(抜毛症)になりやすいことを考えると、もう少し多くの子供がトリコチロマニー(抜毛症)に悩まされているかもしれません。
まとめ
あなたの子供が、急にハゲてきたと感じたらトリコチロマニー(抜毛症)の可能性があります。
子供の事を十分に観察し、早めに発見と対処を行うことが大切です。
自分の子供は関係ないなどと考えずに、最適な処置を行うことが大切です。
トリコチロマニー(抜毛症)ではない、一般的な子供の薄毛に関しては対処法を記事にまとめてあります。
トリコチロマニー(抜毛症)ではないと思われたなら、参考にしてみて下さいね。
薄毛の原因を早めに察知し、適切に対処しましょう!
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