育毛剤の初期脱毛は気にしない【一時的に抜け毛が増える】
薄毛を改善するために使う「育毛剤」ですが、育毛剤の使用初期に抜け毛が増えてしまうことがあります。
育毛剤の使用で抜け毛が増える原因はいくつかありますが、最も多いのが初期脱毛と呼ばれる症状です。
育毛剤を使って抜け毛が増えるのなら、育毛剤なんて使わない方が良い・・・と感じるかもしれませんね。
ですが、育毛剤の初期脱毛は決して悪いことではないんです。
この記事では初期脱毛が発生する仕組みについてご説明します。
目次
育毛剤の初期脱毛が発生する仕組み
育毛剤の初期脱毛が発生する仕組みをご説明する前に、髪の毛の生え変わりサイクルについて理解していただく必要があります。
髪の毛の生え変わりサイクルについては、下記の記事にまとめてありますので、ご参照ください。
上記の記事に詳しく書いてはありますが、ここでも軽くご説明します。
まずは下記の図をご覧ください。
ものすごく簡素な図ではありますが、髪の毛の生え変わりサイクルは上記のようになっています。
成長期では、髪の毛が成長し続ける。
退行期では、寿命が近づいた髪の毛が抜け落ちる準備をする。
休止期では、新しい髪の毛に押し出されるのを待つ。
ざっくり言うとこんな感じで、髪の毛の生え変わりが行われています。
そして・・・初期脱毛による抜け毛は、休止期の髪の毛が押し出されることが理由とされています。
育毛剤によって毛母細胞が活性化する
育毛剤によって毛母細胞が活性化することで、普段よりも早く成長期に入っていきます。
活性化した毛母細胞から育った髪の毛によって、古い休止期の髪の毛が抜け落ちることで初期脱毛が発生します。
つまり・・・育毛剤によって発生する初期脱毛は、髪の毛の生え変わりサイクルが活発化する事で発生するということです、
初期脱毛が発生するということは、育毛剤が効果を発揮しているということですね。
育毛剤によっては頭皮環境を整えるだけのものもありますので、そういった場合は初期脱毛は発生しないと考えられます。
髪の成長や生え変わりサイクルは、人によって期間が異なるものです。
ですから初期脱毛が発生する時期も人それぞれですが、大体1か月~2か月程度で初期脱毛が発生するケースが多いようです。
初期脱毛は必ず発生するわけではない
育毛剤を使用しても、初期脱毛は必ず発生するわけではありません。
毛母細胞に働きかける育毛剤でなければ、初期脱毛は起こらないと考えられます。
毛母細胞に働きかける育毛剤であったとしても、必ず初期脱毛が発生するわけではありません。
正確なデータはありませんが、初期脱毛が発生する割合は半数以下と聞いたことがあります。
ググってみると、3~4割程度の割合で発生すると書いているサイトが多いようですが、実際のところはわかりません。
育毛剤を販売しているサイトで「初期脱毛は育毛ケアを始めた人の3〜4割に見られる現象」と書かれてありましたので、大体その程度なのでしょう。
初期脱毛が発生したからといって焦る必要は全くありません。
初期脱毛が発生しなくても、育毛剤が効いていないということではありません。
「育毛剤を使うと初期脱毛が起こる場合もあるんだな・・・ふ~ん。」程度に認識して頂けると丁度良いかと思います。
初期脱毛以外でも育毛剤が原因で抜け毛が増えることがある
初期脱毛以外でも、育毛剤が原因で抜け毛が増えることがあります。
用量・用法を守っていない場合
育毛剤をベタベタに塗ってしまって、頭皮が過剰に保湿されてしまう場合があります。
育毛剤には用量・用法が商品ごとに定められています、用量を超えて使用しても効果が加速するようなことはありません。
必ず取扱説明書の指示に従って、用量・用法を守って使用するようにしましょう。
会社の同僚で薄毛に悩む方がいるのですが、その方は一日に何度も育毛剤をベタベタ塗布しています。
出社したら育毛剤ベタベタ
お昼休みも育毛剤ベタベタ
おやつの時間も育毛剤ベタベタ
退社直前にも育毛剤ベタベタ
私も含め周りの方は見て見ぬふりしていますが、おでこの部分が湿った感じにテカっているのでどうしても気になります。
そして、その方の薄毛は一向に改善する気配がありません。
むしろ完全に悪化していっているように見えます。
育毛剤の使い方についてアドバイスしたいのですが、何となく髪の毛に関することは言いづらいんですよね。
向こうからアドバイスを求めてきてくれれば答えやすいんですけどね。
頭皮トラブルが発生している場合
育毛剤って、人によって合う合わないがあるんですよね。
生える生えないというのもそうなのですが、頭皮にかゆみやかぶれが発生する場合もあります。
頭皮が真っ赤になってしまうことも、全く無いわけではありません。
特にミノキシジルやフィナステリドやデュタステリドなど、薄毛治療薬に配合されているような成分は副作用による頭皮トラブルが発生する可能性があります。
たとえ薄毛治療に効果がある成分だとしても、副作用による頭皮トラブルが出てしまうと治療を継続することが困難になります。
副作用による頭皮トラブルが発生しづらい、天然成分配合の育毛剤を使用することでリスクを低減することができます。
私は育毛剤を選ぶうえで、以下の3つを重視するべきだと思っています。
- 薄毛の改善が見込めるか
- 経済的負担は大きすぎないか
- 可能な限り安全に育毛できるか
それぞれ非常に大切なことですが、私は特に安全性が大切だと思っています。
安全に育毛できれば、仮に体質に合わずに効果が出なかったとしても、やり直すことができるからです。
副作用が出て頭皮状態が異常になってしまうと、頭皮の異常を治すところから始めないといけません。
安全性の高い育毛剤の方が、副作用が強いものとくらべて早く育毛できる可能性もあるというわけです。
私のおすすめ育毛剤については、下記を参照してくださいね。
安全かつ効率的に薄毛対策を行いたいのであれば、育毛剤選びは天然由来のものを使った方が良いと思いますよ。
頭皮トラブルが発生した場合は病院へ
もし育毛剤の使用によって頭皮トラブルが発生した場合は、迷わずに病院に行くことをおすすめします。
頭皮に関する問題であれば、皮膚科に行くべきです。
頭皮そのものではなく・・・例えば「頭痛がする」とか「めまいがする」といった副作用の場合は、内科に行くのが良いかと思います。
皮膚科も内科も両方とも診れる病院があれば、その病院に行くのが良いと思います。
育毛剤から来るトラブルの場合は、少し恥ずかしくなってしまい病院に行きづらいかもしれません。
放置して治ることもありますが、悪化することもあります。
頭皮トラブルや副作用が悪化してしまうと、治療のために大きな時間と費用が必要となってきます。
念のために病院で診てもらうのは大切だと思いますよ。
まとめ
育毛剤を使用することで抜け毛が増えることは珍しいことではありません。
髪の毛の生え変わりサイクルが活発化することで、育毛剤の初期脱毛が発生することがあります。
初期脱毛以外でも育毛剤の用量・用法を間違えていたり、頭皮トラブルが原因で抜け毛が増えることもあります。
初期脱毛であれば、育毛剤が効果を発揮しているということですので問題はありません。
育毛剤の用量・用法については、間違えないようにして頂くしかありません。
頭皮トラブル(かゆみやかぶれ、真っ赤になる)が発生した場合は、使用を中止して皮膚科に行くことをおすすめします。
場合によっては頭痛や男性機能低下などの副作用が出る場合もありますので、その場合は内科に行くべきですね。
副作用や頭皮トラブルを防止するために、天然由来の安全性の高い育毛剤を使用することをおすすめします。
コメントフォーム